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古くから使われる活版印刷

古くからの印刷技術

活版

独特で魅力的な活版印刷

ひと口に印刷といっても、そこにはさまざまな種類があります。例えばそのひとつに、古くから使われてきた活版があります。これは活字と呼ばれる鉛で造られた文字を一文字ずつ組み合わせ、版の凸部分にインクを付けて、紙に転写する方法です。判を紙に押し付けるため、紙には独特の凹凸が現れるのが特徴です。またスタンプのような仕組みなので、インクの付き具合などによってもかすれや刷りむらが出るなど、味のある仕上がりになります。しかし現在では、活字鋳造メーカーの減少や職人の高齢化のため、本来の活版印刷はあまり見られなくなっています。

活版の歴史と特徴を学ぶ

活版印刷とは、活字を並べた組版を用いる方法で、中国では9世紀頃から木版を組み合わせたものが使われ、西洋では産業革命の時代になって金属製の組版が用いられました。材質や種類の違いはありますが、洋の東西を問わず当初は宗教的な書籍の出版に利用されることが多かったようです。また活字を組み合わせるという特徴からもわかる通り、漢字や仮名を多用する東洋圏の言語より、アルファベット26文字のみ使用で成立する西洋圏の言語の方がより活版印刷においては相性が良いと言えます。単純な技術ながらあらゆる組み合わせが可能だったこの技術は、デジタル技術が普及するまで数百年もの間世界中での主流でした。

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